岡村　理紗

現在の仕事内容は？

医療新規事業開発部は、大塚テクノでは新規事業領域である「医療機器事業を立ち上げる」ことをミッションとしています。医療機器事業を立ち上げるためには、アイデア探索から、開発、非臨床試験、臨床試験、薬事承認、そして保険申請まで様々なステップがあります。当社はそれほど大きな会社ではないので、医療新規事業開発部内でこれらすべての業務を行っています。既存の薬や医療機器では効果がなく困っている患者さんのために、少しでも早く新たな医療機器を世に送り出そうと、日々業務しています。
特に、私は臨床開発に携わっています。ヒトを対象に、開発したくすりや医療機器の効果や安全性などを確認する目的で行う試験を「臨床試験」といいます。臨床試験は、被験者の人権や安全を守りながら、科学的な質を保って行うため、様々な法規制に準拠する必要があり、日々勉強しながら業務に励んでいます。

仕事の魅力・やりがいは？

私の仕事の一番の魅力は臨床開発のすべてのステップに携わることができることです。ふつう、大企業で臨床試験を行おうとすると、いくつもの部門の大勢の人が臨床開発業務に携わるため、一つの試験で自分が関われる業務はほんの一部です。当社では、医療新規事業開発部内ですべての臨床開発業務を行っているため、試験の計画立案から、協力いただくCRO（医薬品開発業務受託機関）や病院との連携、結果の解析まですべて知ることができます。入社三年目の私でも、全てのステップに関わることができます。日々新しい業務で、多くの知識を吸収できることに大きなやりがいを感じています。

社風や職場の雰囲気、周囲のサポートは？

私の所属チームは「心理的安全性」が高いチームだと思います。心理的安全性とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。上司や先輩が入社3年目の私の意見にも真剣に耳を傾け聴いてくれるので、「聞いていいのかな」「間違ってないかな」と思わずになんでも話すことができます。また、「何のための仕事か」を考えながら仕事させてくれ、小さな疑問にも丁寧に答えてくれます。入社当初は「私になにができるのかな」「部に貢献できるかな」と不安がいっぱいでしたが、チームの皆さんのおかげで自分もチームの一員なんだと胸を張って思えるようになってきました。
部の雰囲気は、コミュニケーションが活発で、先輩、上司ともなんでも話しやすい部署です。朝の始業前には、近所に新しくできたご飯屋さんや話題のスイーツなどの話で盛り上がっています。

学生の皆さんへメッセージ

私は入社するまで自分がやりたいことも、得意なこともあまり分かりませんでした。でも今は、入社して、いろいろな人とかかわりながら仕事をして、仕事がすごく楽しいです。大塚テクノでは、さまざまな業務にかかわれる分、どんなことでもチャレンジできます。
皆さんも、今自分のやりたいこと、自分にできることが分からなくても不安にならなくて大丈夫です。働きながら見つけていけばいいと思います。やりたいことがある方も、まだ見つかってない方も大塚テクノで一緒にチャレンジしませんか？